腸内環境を脅かす食べ物に注意しよう

最近の研究では、ヒトのが抱える不調のさまざまな原因は腸からくることが分かってきています。 体のダルさや倦怠感、風邪をよく引く、下痢やお腹のハリなどなど数えきれませんが、現代人の多くの不調は、腸の不調からきているというわけです。 では、腸が不調になるとなぜ体全体が不調になってしまうのか、また不調を改善したり予防するには何をしたらよいのかを紹介していきたいと思います。

腸内環境は知らないうちに荒れている

腸内細菌の専門家たちによると、現代の日本人は腸内環境が良くない傾向にあると指摘しています。 以前の日本では、米や雑穀米などが主食でしたが、それがパンにとって変わっています。 コンビニやスーパーで売られているパンはさっと焼いてバターを塗ればそれだけで朝食に早変わりします。 忙しい現代人のニーズに合っている食品と言えるでしょう。 しかし、昔と違って今国内で買える小麦は品種改良された小麦がほとんどで、通常の小麦より糖質やグルテンが非常にたくさん含まれています。 特にグルテンは腸内環境を悪化させる物質です。 グルテンに含まれるグリアジンタンパク質はヒトの腸内で「ゾヌリン」という物質を放出させる働きがあり、このゾヌリンの濃度が小腸内で高まると小腸の粘膜が緩んでしまって傷がついたり穴が開いたりしてしまうのです。 品種改良の小麦を大量に摂取している現代の日本人は、かなり小腸が弱っている状態と考えられています。

体の不調はこうやって引き起こされる

品種改良の小麦をたくさん摂取してしまうことによって小腸に穴が開いてしまうと、その穴から腸内にあるべきものが血中へと漏れ出してしまうので要注意です。 腸はヒトの体にとってもっとも有害なものが集まる場所でもあります。 つまり、口から体外に侵入した病原菌やウィルスは最終的に腸に到達しますから、腸内には様々な病原菌やウィルスが存在しているのです。 腸内にはヒトの免疫細胞の7割が集中していて、腸内まで到達した病原菌やウィルスを常に退治しています。 しかし、腸壁に穴が開いていると、病原菌やウィルスの中には、免疫細胞に退治される前に血中へ侵入してしまうものもいるのです。 このように、有害な物質が全身をめぐってしまうことにより、体の不調が引き起こされるのです。

良い腸内環境作りには「何を食べるか」が大切

では、体に不調をもたらす腸をどのように改善したらよいのでしょうか? もっとも大切なのは、腸内菌が喜ぶ食べ物を食べることです。 腸内環境は、特に善玉菌のエサを食事から摂取することによって改善していきます。 腸内フローラの働きが良くなると、短鎖脂肪酸が腸内菌によって作られ、これが腸壁の穴を修復したり強くしたりするのです。 腸内環境を悪化させる小麦を控えることももちろん大切です。